
茶道と聞くと「敷居が高い」と、即座に反応してしまう方も多いのではないでしょうか。
「作法とかマナーとか全然わからないんだけど・・・」
そんな、ちょっとネガティブな声も聞こえてきそうです。
でも、藤枝市岡部町の「玉露の里」にある茶室だったら、きっとそういった方でも気軽に茶道体験を楽しめるでしょう。
今回はそんな和に関係した素敵なスポットについて、詳しく書いてみたいと思います。
玉露の里の茶室瓢月亭とは

玉露の里の敷地内にあるのが、「瓢月亭(ひょうげつてい)」という茶室です。
瓢月亭では1人510円の入館料を支払うだけで、大人から子供まで誰でも気軽に茶道体験ができます。
予約は要らないので、ちょっと近くまで来たついでに、あるいは思い立ったらすぐに出かけられるのも嬉しいところです。

瓢月亭の手前にある建物(長屋門)の中に受付があるので、そこで入館料を支払います。

入館料を支払ったら、いざ瓢月亭へ。
特に混雑していなければ、そのまま中に入れます。

もし待ち時間がある場合は、庭園の中をゆっくりと散歩してみましょう。
庭園には松、竹、もみじの木などが沢山植えられていて、季節によって異なる風景を鑑賞できます。

広い池にはたくさんの鯉が泳いでいて、餌やりも楽しめます。

餌は長屋門で1袋20円で販売されています(安い!)
そうこうしているうちに、きっと退屈する間もなく茶道体験を始められるのではないでしょうか。

瓢月亭の茶道体験は、作法やマナーがわからなくても全く心配いりません。
希望すれば自分でお点前もできますが、おそらくそういった方のほうが少数だと思われます。
出されたお茶と茶菓子を楽しむだけというのも全然アリですし、かしこまらずに膝を崩してゆっくりするのもOKです。
服装についても指定などはないので、短パン、Tシャツ、サンダルのような格好で来ても全く問題ありません。

お茶は玉露茶か抹茶か、どちらか好きな方を選べます。

茶菓子は、季節感のある見た目にも美しい一品を楽しめます。

普段はそうそう足を踏み入れることのない本格的な茶室で、時間を気にせずゆっくりと楽しむお茶と茶菓子の味といったら、格別であることに間違いありません。
こんな非日常の世界をたった510円で味わえるなんて、どう考えてもメリットしか思い浮かびません。
今なら和傘の小径でインスタ映えする写真も撮れる

瓢月亭の入口から建物へと続く石畳には、現在「和傘の小径」と題した展示が行われています。
和傘の小径は、2023年10月15日(日)~11月30日(木)までの期間限定(雨天時は中止)となっています。

色とりどりの和傘は庭園の緑ともマッチして、より鮮やかさが際立ちます。

和傘の小径の見学は無料で、写真撮影も自由です。

立ち位置やアングルを変えて、インスタ映えする1枚のために撮影に没頭するのも楽しいものです。
最後に

玉露の里では季節ごとに異なるイベントを体験できたり、地元ならではの商品(お茶・お菓子・果物など)を買えたりするので、年に何度も足を運ぶ人も少なくありません。

現在は和傘の小径になっている場所は、夏場は「風鈴の小径」でした。
風鈴の小径の時は浴衣の持ち込みが可能で、女性用浴衣については貸出も行われていたようです。
より映える写真が撮れたかもしれませんね。
瓢月亭の茶道体験に関しては、年中いつでも楽しめます。
| 名称 | 藤枝岡部 玉露の里 茶室 瓢月亭 |
|---|---|
| 所在地 | 静岡県藤枝市岡部町新舟1214-3 |
| 営業時間 | 9:30~17:00 ※入館券受付は16:30まで ※12月1日~2月末日は冬時間となるため要問合せ |
| 定休日 | 年末年始(12月28日~1月2日) |
| 入館料 | 510円(玉露または抹茶、茶菓子付) |

